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【静岡市】シニアの就労支援を専門とする相談窓口『NEXTワークしずおか』

2020/02/20 [02月20日号掲載]

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 静岡市が昨年6月、静岡市役所2階に開設した『シニア向け就労サポート窓口(NEXTワークしずおか)』での個別相談数が1000件(延べ数)を越えた。

 少子高齢化にともなう生産年齢人口の減少が社会課題になっている中、静岡市では『人生100年時代に対応した高齢者が活躍するまちづくり』をテーマとした各種活動に取り組んでいる。NEXTワークしずおかは〝定年後も働きたい〟〝職業・社会的経験を生かし地域を支えたい〟など、就労意欲を持つシニアと雇用元となる地元企業をつなぐ拠点として設立。商工会議所など地域の経済団体とタッグを組み、官民連携でシニアの就労を支援している。「県やハローワーク、商工会議所、シルバー人材センターなど関係機関のほか、民間人材会社の情報も集約し、ワンストップの就労支援窓口として、ご利用いただいております。オープン半年間で、就職件数125人以上となり、すでに年度目標を前倒し達成しました」(静岡市保健福祉長寿局・加藤正嗣統括監)。

 NEXTワークしずおかは、カウンター越しの窓口形式でなく、解放感あふれるサロンのようにした。気軽に訪れる空間にしたことも、好調の要因になっている様子だ。

 静岡市では、就労支援の成果を高めるため法人向けの情報発信にも力を入れている。これまで、シニアを受け入れた企業からは「人手不足を補う貴重な労働力(人材)となっている」、「経験豊かなシニアが若い社員の手本となり組織を底上げする存在として活躍してくれている」といった声が寄せられている。「全国と同様に静岡市内の企業の中でもシニアの力を活用する動きが進んでいます。シニアの受け入れにご協力いただける企業さまはぜひお問合せください」。

  • 問い合せ、054・254・2770