ｆｕｎ ｆａｍ ｆａｒｍ青木農園（静岡市清水区鳥坂９８２）の青木雄基代表は、糖度20度以上、清水のブランド金柑『こん太』の生産者だ。『こん太』の認知度アップに伴う地域の活性化と、生産者の高齢化を打破するため、『こん太』の周知活動などに奔走している。
『こん太』は１９９０年にニッポウキンカンの枝分かれとして発見され、品種登録された静岡市清水区生まれの金柑。清水区を中心に県内のみで栽培されており、特徴は①糖度20度以上②酸味・苦みがほとんどない③ハウスで温室栽培するため皮が柔らかく皮ごと食べられる─など。見た目は表皮のきめが細かく、つるつるしている。また体内のＮＫ細胞を活性化させることにより風邪やインフルエンザの予防、肌の酸化防止にも良い等の特徴がある。青木雄基代表は「金柑の概念を覆す高糖度が特徴なのでフルーツとして生食をお勧めしています。果汁が少なく日持ちが良いため贈答用に喜ばれており、ハウスで完熟してから、一粒一粒丁寧に手作業で収穫しています」と話す。
現在、ＪＡしみず管轄内での『こん太』生産者は12人。そのうち10人が60代以上と、生産者高齢化、さらに後継者問題など課題は山積みだ。青木さんは県内外での試食会やイベント出店など『こん太』ブランドの周知活動とともに、農地拡大や生産者不足解決に奔走している。
収穫時期は１〜３月。購入はＪＡしみずアンテナショップきらりやＪＡしみずグリーンセンター、しずてつストアの静岡市内数店舗、農園直売の無人販売所などで可能。電話やＨＰから注文の場合は、贈答用３５００円（内容量１㎏、送料・税込）。時期によって変動あり。
- 問い合せ、０９０・４２３３・９１８８