㈱ショータイム(掛川市)は、同社が企画・販売するお茶商品『Chab
acco(チャバコ)』の「フラン“茶”イズ」事業を4月から開始している。その第一弾は川根本町。「事業を通じて地域課題を解決する」を経営理念に今年1月に同町で設立した㈱KAWANEホールディングスが事業主となり、原料の茶葉はもちろん、企画からデザインに至るまでオール地元産の、川根本町ならではの「チャバコ」となった。
粉末スティック茶「チャバコ」は、お茶(リーフ茶)離れという課題解決に貢献するために開発された。同事業は、そんなチャバコブランドをフランチャイズ化してライセンスや販売手法、ノウハウ、資材、情報などを供給・共有することで、茶産地の地域振興や6次産業化を促進し、茶業界の活性化に寄与することを目的としている。また同時に、従来のチャバコブランドにはなかった「産地」という新たなバリエーション(選択肢)を次世代の顧客に提供することで、“産地ごとの違い(こだわり)”というお茶の面白さや奥深さを手軽に楽しんでもらう機会の創出を図った。
同社は「お茶業界の不況が続く今、茶産地同士が競合関係として共に存在しあうのではなく、共に尊敬し合い、互いに手を取り合って互いの良い部分を吸収していくことが、 お茶業界の繁栄につながる」と語っている。
「チャバコ」は、自動販売機での販売も特徴の一つ。川根本町では、地元4カ所(設置場所:千頭駅前・塩郷駅周辺・奥泉駅内・奥大井湖上駅内)に設置されている。