駿河重機建設㈱(静岡市清水区蒲原東148─1、栗山勝訓社長)は、創業60周年と法人化40周年を迎えたのを機に、ロゴマークや社名デザインなどをリブランディングした。蒲原地区の歴史を大切にして、新しいものを取り込む“温故知新”。そして栗山氏が先代の会長(現相談役)からバトンを受け継ぎ、社長に就任して10年になることからグループ企業全体の“新陳代謝”を踏まえ“RESTART”のキャッチフレーズを掲げた。
ロゴマークは富士山と駿河湾をモチーフとし、世界中の人たちに蒲原を訪れてほしいという願いを込めてロゴマークの下にローマ字の“SURUGA”を配した。ロゴマークの駿河湾には、ブランディングカラーとして“スルガブルー”と名付け、同社のイメージカラーとした。栗山社長は、「蒲原地区で生まれ育った私とこの会社は、富士山と駿河湾に見守られて成長してきたといっても過言ではない。これから先の10年は、このまちの未来にさらに貢献できる企業として蒲原地区に恩返しをしながら、より良いまちづくり事業を行っていきたい」と意気込む。
その取り組みの一つとして、子ども達を対象に新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立ててもらいたいと、蒲原地区の小・中学校3校と地元の福祉施設などにマスク計約1万5000枚を寄贈した。また、同社の社員とその家族の命を守るため、雇用するすべての社員に必要とする量のマスクを配布した。「地域に貢献する100年企業を目指して、この非常事態に何ができるかを考えていた。次世代を担う子ども達にマスクを配ることで、マスクを求めてドラッグストアなどを奔走する子ども連れの親御さんへの感染リスクを減らすことにつながれば嬉しい」と話し、「国連の開発目標SDGs(持続可能な17の開発目標)の11番目の目標でもある“住み続けられるまちづくり”を駿河重機としても、私個人としても真摯に捉え、物心両面から蒲原地区のまちづくりに取り組んでいきたい」。