富士ゴム産業㈱（静岡市清水区八坂北１─21─37、宇佐美裕之社長）は、フェイスシールド（大人用・子ども用）の販売を開始した。
同社は今年４月末頃に、「フェイスシールドに使う部材がほしい」という顧客からの依頼で、フェイスシールド用スポンジを開発。発売後一カ月で、約20社23万個を納入した。「新型コロナウイルス感染症の影響で医療機関はもちろん、接客をともなう飲食業や小売業でフェイスシールドの需要が伸びています。当社の得意技であるウレタン加工の技術を生かし、お客さまの困りごとを解決したいと考え、フェイスシールド用部材の取り扱いを開始しました。既製品以外に、ご要望に応じてご希望の大きさ、形状で納品することも可能です」（宇佐美社長）。
６月からは、同社オリジナルのフェイスシールドの販売も開始した。サイズは大人用（幅３１０ミリ×縦２５０ミリ）、子ども用（幅２４０ミリ×２１０ミリ）の二種類。「感染しない、感染させないための措置として、マスクの着用、手洗いやうがいの徹底など、衛生意識が高まっています。一部の専門家が、秋にはコロナの第二派が訪れると予測しています。製造から納品まで一括で賄える当社の強みを生かし、長期に渡り衛生用品を安定し提供したいと考え、フェイスシールドの自社製造販売を始めました。今後もお客さまの声に耳を傾けながら、商品開発に取り組みたいと思います」と宇佐美社長は話している。
- 問い合せ、０５４・３６４・４４１６（担当森脇）