㈱ふたがしら（静岡市駿河区津島町11—25、塚本恭平社長）は、訪問介護や居宅介護サービス、移動支援を行っている。数々の介護現場を見てきた中で、介護保険の枠を超えて利用者やその家族をサポートできるよう、新たなサービスの準備を進めている。
同社は２０１７年、静岡福祉大学を卒業し介護職に就いてきた塚本社長が開業した。〝今までの３K（きつい・汚い・臭い）を新しい３K（気持ちいい・きれい・心温まる）に〟を目標に、利用者も従業員も心温まる支援を心がけており、塚本社長をはじめ、社員全員が若年層で行動力を強みとしている。
塚本社長は障害者や高齢者の家事援助、身体介護、余暇支援などを行う中で、介護を必要としている人の家族は、週に数回・数時間の訪問介護に比べ負担が計り知れないと強く感じていた。利用者の家族が心を病んだり荒んだりすると良い介護はできないと確信し、第三者機関を間に入れカウンセリングやリラクゼーション、整体、ネイルなどさまざまな業種と連携し利用者やその家族までをトータルサポートできるサービスを計画中だ。サービス提供責任者で介護福祉士の塚本社長は「誰もが他人事ではない介護現場において、不満や負担を軽減し、気持ちよくサポートできる環境を作り上げたいと考えています。さまざまな企業とつながりたい」と意気込んでいる。
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