㈲ビッグファーム（島田市東町２６９９—１、大畑敦社長）は８月１日、新型コロナウイルス感染拡大により大打撃を受けている理美容院向けに貼る不織布マスク『まつく』を発売した。
理美容院では、施術の際にマスクのひもが邪魔になったり、シャンプーの際に濡れてしまったりと不便が多かったことから、ひもがない不織布マスクの開発に着手。薄めの不織布を採用し夏でも暑苦しくなく、話しやすい。サイズは「まつく」の上からマスクをしても隠れる小さめのサイズにし、飲み物を飲むために何度も取り外し可能な粘着力にもこだわった。
マスクは飛沫を防ぎ、ウイルスをばらまかないなどの効果があるため、外すのに抵抗がある顧客も多いという。大畑社長は「理美容室での感染拡大のニュースが取り上げられたことから、ひっ迫している全国の理美容院の営業継続のため、さらに美容室へ行きたくても行けない人のために開発に着手しました。現場の声を生かすことが、細かい配慮につながったと思います」と話す。
購入は、理美容院専門卸の㈱ビューティーガレージ（東京都）通販サイトから可能。１００枚２２００円（税抜）。
大畑社長は１９８６年に床屋のあつしくん（同住所）をオープンし、２００３年に同社を設立。06年には美容室かぼちゃを併設し、その後も脱毛サロンやセルフエステサロンなど事業を拡大している。
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