しずおか焼津信用金庫(静岡市葵区相生町1─1、田形和幸理事長)は、新型コロナウイルスの感染拡大やクラスターの発生に伴い、その影響によって客足が激減し、売上の減少に苦しんでいる飲食店や小売店などを中心とした取引先の支援に取り組んでいる。実施期間は、9月1日〜30日までの1カ月間を予定している。
今回の支援では、パートや派遣を含む全役職員を対象に、一人当たり1万円の補助金を支給した。この補助金を使って取引先の飲食店や小売店で利用する直接支援を目的としたキャンペーンを行っている。また、関連のグループ会社についても同様の取り組みを行うことで、計1267人の職員による手厚い支援を行っていく。また、利用時に職員手書きによるメッセージカードを贈呈し、取引先に対する応援や感謝を伝えることで、地域経済の活性化に貢献していきたいと考えている。
キャンペーン終了後には、新型コロナウイルスの感染状況が安定した段階で、比較的感染症が抑制され、隣接県として人の往来が期待できる山梨県内の信用金庫に対して、今回営業店から推薦された取引先の中から厳選した飲食店などを掲載したパンフレットを作成し、送付する予定だ。
同金庫では、「依然として新型コロナウイルスの感染拡大が一向に終息しない厳しい経済状況ではありますが、新型コロナウイルスの終息後に地元企業や個人事業主に対して、円滑な経済活動を後押しできるよう微力ながら全職員一丸となって、取引先の支援に全力を注いでいきたい」と話している。
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