㈱リバティー(静岡市駿河区稲川3─2─23、福原良佐社長)は、大江戸温泉物語グループから買収した静岡市内の温浴施設の経営を引き継ぎ、“人が町をつくり町が人を育てる”『リバティーリゾート久能山』として10月31日にオープンする。長期に渡り休業していたライブハウスや博物館などもリノベーションし、総合型リゾート施設として新たに生まれ変わる。10月31日と11月1日にはオープニングイベントを開催。各日先着2000人を対象に、温浴施設の入館料が無料になる。
延べ約11万平方メートルに及ぶ広大な敷地面積を生かして、温浴棟以外の施設も充実させた。ライブハウスや演劇場があるイベントエリア、直営店を含め約20店舗が入居する物販・フードエリア、宿泊エリアも拡充して町家風の宿に泊まれる施設も設ける。2024年までに全施設のリニューアルが完了する予定。改修費は約3億円を見込む。また、併設している徳川家康ミュージアムを無料開放し、子ども達の社会見学や修学旅行に活用してもらう。今後は地質学者に協力を仰ぎ、久能地区の地質などを紐解きながら、大人から子どもまで知の探究ができるミュージアムを目指す。
『リバティーリゾート久能山』のプロジェクトでは、施設のコンセプトから建物の外観・内装のデザイン、運営シミュレーションのほか、集客力のあるテナントを誘致・入居してもらうまで業者に頼ることなく、総合企画室の女性社員7人で構成される“フェアリーズ”が担当した。陣頭指揮を執った経営企画室長の後藤理佐さんは、「男性と同じように昇進や昇格のチャンスがある真の意味で、女性が輝く社会づくりに貢献する会社でありたい。女性社員が情熱と覚悟を持って大きなプロジェクトを手がけていくチャンスがこれまでは少なかった。これを機に、弊社にしかできないリゾート施設の運営やスタイルを日本全国に、そして海外に展開していきたい。また、自主的に考え行動できる若手社員を育成していきたい」と意気込む。
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