サウンドガイア(静岡市葵区南安倍2─9─3、大池安正代表)が開発・設計したハイエンド・ホームオーディオ用スピーカー『優音yune』が全国のオーディオマニアから注目を集めている。
『優音yune』の誕生は、静岡の地場産業を支える匠の技と、みずからの信念を変えることなくオーディオに対して真摯に向き合ってきた大池氏の気概が融合した。『優音yune』は大池氏が目指す“次世代継承型ホームオーディオ”を実現するため、細部にわたりこだわり抜いた開発・設計を行ったほか、高級家具を彷彿とさせるデザインには静岡文化芸術大学デザイン部が監修に加わっている。
スピーカーの制作には、箱物家具を3代にわたり作り続けている木工・漆の匠『福井木工所(福健)』の技が生かされている。スピーカーユニットは、サウンドガイアが開業した23年前から、メインで販売しているオーディオメーカー『FTトレーディング(PHASS)』(長野県飯田市)から供給されている。そんな匠集団がこだわり抜いて作った『優音yune』から醸し出される音は優しく、哀愁漂う深みのある音色が出るという。
2019年の秋から本格的に販売を開始。「この『優音yune』は、デジタルの世界では表現できない繋がりのある自然で穏やかな優しい音が感じられる。目まぐるしいスピードで消費されるモノ文化に疲弊した私たちに、自然と共存して生きることの大切さを教えてくれる。若い世代にも良い音楽を聴いて自分を見つめ直す時間を少しでもいいから作ってほしい。音楽は個性を育む。目には見えないが、五感で感じる音を楽しむことで心にゆとりもでき、この世の中も暮らしやすくなるはずだ」と大池氏は熱く語った。
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