シーラック㈱（焼津市高新田45—１、望月洋平社長）は、アウトドア向けだしスパイス（調味料）を新発売した。
今回発売したのは鰹だし、ガーリック、岩塩をベースにした『勝男クン。僕のWHITEスパイス』と、野菜だし、ブラックペッパー、岩塩をベースにした『勝男クン。僕のBLACKスパイス』の２種類。それぞれ、ペンタイプ（13ｇ）４９８円、瓶タイプ（50ｇ）７８０円の容器で販売し、用途に合わせて選べるようにした。「当社の得意分野であるダシをベースに、日本人の口にあう味覚に仕上げました。肉や野菜、魚などさまざまな食材にマッチし、下味付けだけでなく、完成した料理にお好みで後がけするのもお勧めです」（望月社長）。
新型コロナウイルスの影響で、同社の主力商品である冠婚葬祭返礼品や観光土産品の需要が落ち込んでいる。望月社長は、「コロナ禍でも業績を伸ばしているアウトドア業界に注目し、商品開発に取り組みました」と話す。商品化にあたって、地元企業である㈱エンチョーが運営するアウトドアショップ『ＳＷＥＮ』からアドバイスを受けた。「ＳＷＥＮさまから、いまキャンプ用スパイスが飛ぶように売れていること。そして、現在流通しているスパイスの多くが、香辛料や塩を効かせたものが多いというお話を聞きました。そして、和のダシに精通したシーラックならではの、ダシが効いた美味しいスパイスを開発したらどうかというアドバイスもいただきました。アウトドア業界への進出は初めてですが、当社が培ってきた技術を生かし、アウトドアライフを彩る商品に育てていきたいと考えています」。
なお商品は、今後全国発売予定だが、４月24日からＳＷＥＮ全店舗で、先行販売している。
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