社会福祉法人明光会(寺田千尋理事長)は4月6日、同法人初となる日中サービス支援型グループホーム「CasaSh
imizu(カーサシミズ)」(静岡市清水区)の開所式を開いた。
「地域共生社会」の構築に貢献することを目指す同法人は、静岡市清水区の旧ビジネスホテルを改修し、当法人の目指す地域共生社会の拠点づくりの一つとして、同施設を整備した。また、開所時点で入居率は80%(体験希望が4名)、短期入所希望者4名となっており、ニーズの高さを感じている。また、ビジネスホテルを改修した施設は、完全個室でwithコロナの対策も万全としている。
重度者専用ユニットには、各居室にトイレ、手洗い(詰まりにくい構造の便器を採用)を設置。共有のトイレ・大型ユニットバス・洗濯リネン室・食堂も用意した。就労者ユニットには、各居室にユニットバスとトイレの設置。共有の洗濯リネン室・食堂・トイレを整備している。そのほか、1F多目的ホールでは、プロジェクター設備があり、利用者の余暇支援、支援者向けの研修等が開催できるようにしている。防災設備では、各居室がオートロック、各フロアのセキュリティーの連動通報装置・自動火災報知設備を設置、防犯面では、各フロアに防犯カメラ設備を整備した。
利用者は、ここを拠点に生活介護や就労継続支援B型、一般就労に日中は出かけられる。体調面や情緒面が万全でない時は、1Fフロアで日中サービスとして、手先の訓練・園芸作業・歩行訓練等の支援を提供する。徒歩15分でJR清水駅や商店街があることから、移動支援サービスを利用した余暇の充実も図れる。
同法人は、障がい者の総合的な支援を行う社会福祉法人として設立し、創立60周年を迎えている。