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【星美学園】静岡サレジオ小学校の新校舎が8月に竣工

2021/06/20 [06月20日号掲載]

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 学校法人星美学園(静岡市清水区中之郷3—2—1、末吉弘治理事長)は、静岡サレジオ小学校の新校舎建設を進めている。今年8月に竣工し、9月から小学1〜4年生の校舎として使用する。

 新校舎の建設場所はJR草薙駅南口から徒歩1分、静岡サレジオ小・中・高等学校の隣接地。既存の校舎や運動場、体育館のある敷地と道路を挟んだ場所に位置しているため、渡り廊下(陸橋)を設け、移動の安全性を確保した。4階建ての建物は、1階に1年生、2階に2年生、3階に3年生、4階に4年の教室を設けた。教室内は前面に85インチの電子黒板、その両側にホワイトボード設置。後ろ側にもホワイトボードを備え、授業内容によって使い分けができるようにした。後ろのホワイドボードの奥には、授業に合わせて生徒が教科書や体操着などを出し入れできる収納ロッカーを備えつけた。「生徒が自発的に整理整頓を心がけるようにするのが目的。モノも心もあるべきところにあるように整えることによって、頭の中を整理しやすくなると考えました」(末吉理事長)。新校舎には、それ以外にアートギャラリー(1階・図工室)、ライブラリーホール(2階・図書館)、3階劇ホール(3階)も設けている。

 静岡サレジオでは小・中・高等学校を運営している特色を生かし、サレジオ4・4・4制という独自のカリキュラムを取り入れている。「小・中・高の12年間をプライマリー・ステージ(小1〜小4)、ミドルステージ(小5〜中2)、カレッジステージ(中3〜高3)に区分した独自の一貫教育です。新校舎で学ぶプライマリー・ステージの生徒は、人格形成と学力形成を培う教育を施しています。新しい学び舎で、充実した学校生活を送ってほしい」と末吉理事長は話す。

 なお設計は㈱大滝建築士事務所、施工はヨシコン㈱が請け負った。