医療法人社団アールアンドオー（鈴木延幸理事長）グループが３月29日に開設した『新型コロナウイルスＰＣＲ検査センター静岡』（静岡市葵区呉服町２—５—11）の受診者が２万人を超えた。
同センターでは通常検査（検査後翌日24時までにメールで検査結果を通知）３３００円、迅速検査（３〜４時間でメールにて検査結果を通知）５５００円という二つの検査サービスを提供。５日前からウェブ予約が可能、唾液検査の所要時間は３分ほどと迅速にＰＣＲ検査が受けられる施設として注目を集めている。〝行政だけに頼らず、民間の力でコロナを収束させることが必要〟という鈴木理事長の強い意志のもと運営を続けており、６月22日には二拠点目となる『新型コロナウイルスＰＣＲ検査センター浜松』（浜松市中区鍛冶町１４０）もオープンした。「無症状の人たちが、知らない内に感染を広めています。その流れを断ち切らないとコロナを収束させることはできません。検査を受けたいと思うタイミングに誰でもＰＣＲ検査できる施設をつくることで、コロナ収束の一翼を担えると考えました」と鈴木理事長は話す。
県境を跨ぐ出張や総会・例会などの後に迅速検査を受ける利用者も増えているという。「３〜４時間で結果が出ます。ビジネスシーンにおいても〝陰性という診断結果を得ています〟ということを相手に伝えることで、双方が安心して商談することができます。また福利厚生の一環として、希望する社員にＰＣＲ検査を受けさせたいという問い合わせも増えています」。
７月１日から静岡・浜松各センターから50キロ圏内の企業に直接回収に出向く企業・団体向けＰＣＲ検査（10人以上）を開始した。今後は「衛生検査所」を設置し、陽性者に対する「スマートＷｅｂ診療（※）」の実現に向けた準備も進めている。
※衛生検査所の陽性者に対して、スマート （迅速）にＷｅｂ診療が受けられるように するシステム。