仏壇・墓石製造・販売の花匠（静岡市葵区古庄４─１─12、真田昌幸社長）は、墓地開発（権利区画、墓石の施工・販売）を行ったり、「個別永代供養塔」を開発したりと、「静岡では唯一の墓石屋」として独自路線を歩む。「時代にあった葬式やお墓と仏壇」をテーマに、小型仏壇の販売、海洋散骨なども行っている。
高校卒業後に仏壇製造・卸会社に勤務した真田氏は、40歳で独立し仏壇と墓石販売を始めた。多くの同業者のいる中「これは独自の道を歩まないと生き残れない」と、まずは墓地開発を始めた。「とはいえ、簡単に墓地開発はできません。さまざまな法規制や権利関係などが絡み合っています。これらを遵守しながら完成させていきます。そうするうちに、お客さまからの信頼を得てこれまで多くの墓地開発に携わられていただき、自社ならではのノウハウを蓄積、のちの事業展開の基礎をつくりました」と真田社長は語る。
ニーズの高まる
霊園企画建設と
個別永代供養塔の
製造・販売が好評！
今後はお墓の在り方が変化していき、ニーズも多様化するという。「例えば霊園とは、宗旨・宗派を問わない墓地のことですが、今ニーズが高まっています。また、弊社で開発した個別永代供養塔は、費用が安い、コンパクトなお墓ということで人気です。この個別永代供養塔は、１個の特許（出願中）、１個の商標登録、11個の意匠登録を取得しています」。
また、真田社長は「弊社は、新しい事業にチャレンジするうちに、不定期航路運搬、廃棄物収集運搬、建設業許可などの認可を受けるようになりました。今後も時代のニーズとSDGsに沿った経営を続けていきたい」と語っている。
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