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【信建工業】今年7月に創業40周年井上社長に聞く〝信建工業〟のあり方

2021/07/14 [07月20日号掲載]

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 信建工業㈱(静岡市葵区千代1—18—29、井上資士社長)は、今年7月に創業40周年を迎えた。

 同社の事業は、1980年に公園設備を製造販売することからスタートした。その後、2007年にドッグラン事業に参入。近年は観光地や駅前広場などの景観施設に関わる事業も増えているという。さらに「人や自然に優しいものづくりに取り組み、社会貢献の精神を持ち続ける企業でありたい」と井上社長が話すように、社会貢献活動にも力を入れている。

 その一つが5年前から始めた日本ユニセフ協会への寄付活動だ。今年も社員一人につき1万円を会社の負担で寄付。ドッグ事業に携わったことをきっかけに聴導犬協会への寄付も継続的に行っている。「自分たちが〝仕事を通じて社会貢献をしている〟という意識を持つことで、誇りを持って仕事に取り組んでほしいと願っています」。月に1度、社員全員で本社周辺の清掃活動を行っており、「ゴミが落ちていたら拾う、困っている人がいたら声をかける…など、気配り・心配りができる人間になってほしいと考えています。社員一人一人が自然に立ち振る舞えるようになれば、それは信建工業の社風になります。その結果として〝信建工業で働くのは楽しい〟と社員が感じられるような組織を作り上げていきたいと考えています」と話す。

 社員の成長をトップダウンで促すのではなく、自主性を重んじることも井上社長の方針だ。社内においては、美化、緑化、エコ・防災、マナー、ネットワーク管理、しんけん会という六つの委員会を組織し、業務改善や社内環境の整備に取り組んでいる。「社員が主体となり、さまざまな取り組みを進めています。10年後の50周年に向けて、社会に必要とされる事業に取り組んでいきますので、今後もよろしくお願いいたします」と井上社長は話している。