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経営支援・改革

BCP特別保証対象企業に 日本ニューノーズル

2014/03/05 

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 精密機械・部品製造の日本ニューノーズル㈱(静岡市清水区八千代町9─8、望月飛辰社長)は、激甚災害の発生時にも事業再建に必要な資金を迅速に手当てできるよう、静岡県信用保証協会にBCP特別保証(災害時発動型保証予約システム)の事前予約を行い、対象企業として内定した。  東日本大震災の発生時にも改めてその必要性が浮き彫りとなったBCP(事業継続計画)。同社は2~3年をかけて情報収集を行い、BCPの策定に取り組んだ。「生産体制については協力会社の確保によるリスク分散、保管情報についてはクラウド化を進め、有事のリスク軽減を図りました」と望月社長は振り返る。  激甚災害発生時への備えとしてBCPの策定と運用、そして資金面での備えとしてBCP特別保証の存在は大きな安心につながる。望月社長は「自助・共助・公助といいますが、行政の助けを待ってばかりではダメ。自らが対策に方針を持ち、危機感をもって準備を進めることが重要です」と話していた。  BCP特別保証の保証限度は2・8億円、8000万円を超過する場合は担保が必要で、保証期間は10年以内。