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【良知樹園/静岡県産業振興財団/しずおか焼津信用金庫】『庭木の里親マッチングサービス“trees”』のメディア向け発表会を実施

2022/01/20 [01月20日号掲載]

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 公益財団法人 静岡県産業振興財団(中西勝則理事長)並びに、しずおか焼津信用金庫(田形和幸理事長)は、良知樹園㈱(焼津市一色115、良知正浩社長)が行う『庭木の里親サービス』において、同財団の販路支援事業と同信金のSDGs支援事業による“官・民・金”連携にて構築した『庭木の里親マッチングサービス“trees”』のメディア向け発表会を実施した。

 庭木の里親マッチングサービス“trees”では、樹木の掲載は無料にて行う。法人や個人を問わず樹木の引き受けが可能で、譲り受ける側は、譲渡費や移植費を支払えば庭木を引き取ることができる。このプロジェクトでは、同信金による経営革新申請支援やSDGs企画による情報発信支援のほか、「SDGs貢献企業支援事業」(同財団の取り扱う補助金)への申請支援に加え、同財団の「販売戦略サポート委員会」によるWEBプラットフォーム構築支援、構築にあたっての静岡県の中小企業デジタル化補助金の採択など、同信金と同財団の強力なバックアップを受け事業化の運びとなった。

 良知樹園の『庭木の里親サービス』とは、止む無く手離さなければならなくなった価値ある庭木を引き取り、新たなオーナーに引き渡すための取り組み。その根底には、庭木を所有する譲り手の相続問題や終活に伴う諸事情が伺えるという。このような時代背景とSDGsの15番目の目標“陸の豊かさも守ろう”などに貢献できればと考え、庭木を譲りたい人と庭木を譲り受けたい人(里親)を引き合わせるWebプラットフォーム“trees”を立ち上げた。

 同社によると、Web上で庭木の里親探しができるマッチングサイトは国内初で、初年度(令和4年5月期)の売上高は1530万円を見込んでいる。当面は地元静岡と近隣の山梨を中心に、域内マッチングを展開する。今後は、都市開発などで庭木の需要が見込める首都圏や地方の大都市に市場規模を拡げることで、4年後には年間受付相談件数180件、成約件数90件、売上高5000万円を見込む。

  • 問い合せ、054・624・1355 (良知樹園サスティナブル事業部)