NACOL㈱は、長年アキュムレータの製造を専業で技術を磨き、高品質の製品を作り続けてきた。三代目社長の杉村氏は、その技術を応用し新たな市場の開拓に尽力している。一方で会社のポートフォリオの分散を狙ったM&Aも実施。水平・垂直両方向で事業展開を進める。杉村氏が、積極的な経営を支える思考を身に付けたのは、アメリカへの留学経験だった。

 

 

■略歴

杉村 登夢(すぎむら とむ)

1974年静岡市清水区生まれ。1998年、国士館大学政経学部を卒業し、東京の商社で5年間の猛烈サラリーマン生活を送る。2003年に渡米。UCI(カリフォルニア大学アーバイン校)でマーケティングを学び、2006年帰国。日本アキュムレータ(現NACOL)に入社し、製造部、営業部を経て、2013年に常務取締役に就任。2016年より現職。