水産業が盛んな焼津市。なかでも鰹節は全国トップ３の生産量を誇る。産地でもめずらしい鰹節製造から削り節、加工品まで手がける㈱柳屋本店。代表取締役社長の村松康範氏は社長就任から１０年を迎えた。若い世代にも鰹節の魅力を伝えたいとオープンした「やなぎやカフェ」も好評だ。まちの活性化にもつながる今後の事業展開などを伺った。

■略歴

村松 康範（むらまつ やすのり）

1984年焼津市生まれ。東海大学海洋学部卒業後、2008年に㈱柳屋本店入社、食品事業部に勤務。2012年、㈱富士冷に転籍。統括部、缶詰め製造部を経て、2013年、同社取締役に就任。以降、グループ会社の取締役を歴任し、2014年5月、㈱柳屋本店、㈱富士冷、㈱柳屋水産工業の代表取締役社長に就任。趣味は社長就任時からはじめたゴルフ。月に2〜3回はプレーを楽しむ。