静岡済生会総合病院の院長に就任した石山純三氏。「設立理念である“施薬救療・済生”の精神が息づいており、社会福祉法人らしい心のやさしさや人間味のあることが当院の良さだと感じています」と語るように、生活弱者を支え、質の良い医療を提供し、地域との連携をはかる、といった静岡済生会総合病院の使命を、どれ1つ切り捨てることのない病院運営が、地域における貢献と位置づける。「多くの人から話を聞く姿勢を持ち、必要な情報を正しく伝えられる病院長でありたい」と語る石山氏。その経営手腕について話を聞いた。

■略歴

石山純三(いしやま じゅんぞう)

昭和31年1月生まれ。昭和55年三重大学医学部を卒業後、静岡済生会病院にて研修。昭和58年国立東静病院脳神経外科、昭和60年名古屋大学医学部脳神経外科勤務。平成10年静岡済生会総合病院脳神経外科科長に就任。副院長兼脳神経外科部長を経て、平成26年、静岡済生会総合病院院長に就任した。現在も脳神経外科部長を兼務する。休日には愛犬と散歩に出かけるほか、一緒に添い寝してしまうほど、家族と同じくらい大切な存在となっている。