今年1月からインフィックは、東京丸の内にオフィスを構え、戦略拠点とした。団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、その市場規模は現在の3倍にもなる25兆円程度になると予測されている。しかし、今年に入り介護報酬の改定が行われ、介護施設の経営が危うくなる事業所も出てくることが予想される。そんな台風の真っ只中に身を置きながら、創業から地道に続けてきた居宅介護支援や訪問介護をはじめとする介護サービスの質を高めるとともに、首都圏を中心に介護需要の取り込みを強化する。超高齢社会に突入した日本。その社会課題を解決するため、ITを駆使した“介護総合支援事業”を推進する増田社長に話を聞いた。

■略歴

増田正寿(ますだ まさとし)

昭和42年4月、牧之原市(旧相良町)生まれ。平成2年3月、大東文化大学法学部卒。平成12年11月、㈱まごころ介護サービスの設立を皮切りに、平成14年にインフィック㈱を、平成24年には㈱まごころメディカルサービスを設立。平成26年5月、念願だった社会福祉法人まごころを設立。今年に入り東京オフィスを丸の内に移転し、全国展開や海外進出に向けた体制づくりを整えている。また、5月にはデイサービス、ショートステイ、居宅介護支援を併設する特別養護老人ホームまごころタウン*静岡を開設した。趣味は、ライフワークでもあるサーフィン。