静岡市中心市街地を指す、静岡特有の呼び方、〝おまち〟。家族や友人とオシャレして出かけた、わくわくする思い出や感動をいつまでも残すと同時に、次の世代の子ども達にも夢のある〝おまち〟を実現させるため、2012年に発足したI Loveしずおか協議会。これまで行政に頼りがちだった中心市街地の課題を民間の力で活性化するため、静岡の〝おまち〟が好きな個人や企業、商店街、団体、行政などがオール静岡として主体的にまちづくりに取り組んでいる。今年6月、会長に就任した沼田千晴氏に話を聞いた。

 

■略歴

沼田 千晴(ぬまた ちはる)

1967年、〝おまち〟で生まれ、〝おまち〟で育つ。中央大学商学部を卒業後、日産自動車㈱に入社。2008年に退職し、家業である㈱政豊に入社。09年、同社の代表取締役に就任。21年に、協同組合静岡専門店会の副理事長に就任。同年、I Love しずおか協議会会長に就任、現在に至る。