2021年6月、日本初のプロラグビーチームが誕生した。ヤマハ発動機ラグビー部を前身とする「静岡ブルーレヴズ」だ。運営会社の社長に就任した山谷拓志氏は、Bリーグチームの設立や経営再建で手腕を発揮してきた人物だ。今回、バスケットボールからラグビーへ。山谷氏が考える10年後のチームの姿、スポーツと地域活性化への貢献とは。

 

■略歴

山谷 拓志(やまや たかし)

1970年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、㈱リクルートに入社、アメリカンフットボールチーム「リクルートシーガルズ(現オービックシーガルズ)」に入部。2000年以降はコンサルティング業務に携わり、2007年、栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)の代表取締役社長に就任。2014年、つくばロボッツ(現茨城ロボッツ)の代表取締役社長に就任。2021年にB2リーグ準優勝、B1リーグ昇格を成し遂げる。2021年6月より現職。