新鮮な魚と旬彩料理が自慢の店。板前歴36年の親方、増田祐一氏の目利きで、毎日全国から天然魚や旬な野菜を取り寄せ一から仕込む。ポリシーは「良いものを仕入れて、一から自分でつくったものを出す」ことで、先付からデザートまで一品一品腰を据える。料理はコースのみで、先付、お吸い物、刺身、焼き魚、八寸盛り、煮物、食事、デザートなど約8品を予算に合わせて提供している。夏季は鰻、冬季はフグが顧客からのリクエストも多く、定番になっているという。酒は、料理に合う日本酒を中心に、季節ごとにラインアップを変え提供している。

 3年前に移転し、現在の場所に落ち着いた。以前から常連客がほとんどで、高級感があり落ち着いた店内で食事と会話を楽しんでいる。親方は「カジュアルに使ってくれれば」といい、料理や接客、店構えなど同店の店づくり全体を通して、顧客の居心地の良さを追求している。

 親方は、脱サラして居酒屋を営む父親の背中を見て育ち、自身も18歳の時に料理の道へと進んだ。生あるものに感謝を忘れず、定期的に魚のお祓いに行くという徹底ぶりだ。父親が営む居酒屋「三六」は今年創業48年を迎えた。親方は「目標は、父親と同じ道筋で、欲張らずに店はこのまま現状を保ち、50周年を迎えられるよう長く頑張りたい」と抱負を語った。

 

■住  所/静岡市葵区紺屋町13−6

■電  話/054-273-1121

      050-5450-3022

■営業時間/月〜土、祝前日17:30〜22:30(L.O.22:00)

■座 席 数/18席(カウンター8席、テーブル10席、個室あり)

■定 休 日/日・祝日

■駐 車 場/なし